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有機稲作兵庫成苗の会とは

栽培履歴30年度版(藤井)

2019/4/8

1.ふた山耕転寒ざらし
稲刈りが終わってすぐに耕転すればいいのですが乾燥、うすすり、袋詰め、出荷と最後の作業が残っています。でも出荷にこぎつければ、やれやれ、チョット一息
と言うのが実情です。早い程いいのは外気温が高いからです。耕転前に米ぬか散布すれば理想的な耕転になりますが実際は無理です。このタイミングで米ぬかを集める並大抵の事ではありません
(●*●^^♪)ふじいさんちは この耕転、縦横2回します。理由は稲株のワラを土の中に出来るだけ沢山埋め込みたいのです。このワラに微生物住処を作ります。ワラが腐りやすく成ります。
よく代掻きの時にこのワラが四隅に集まりがんじきで畦に上げている方を見かけますが、もったいないと思います。有機の場合すべて肥料にしたいです。これぞ循環型農業の第一歩です。
ふた山は土の表面積を多くして寒気にさらすのが目的です。これをヘアリーベッチ播種迄月1回位はしたいです。

2.米ぬか散布 サンソワー
JAみのりで中古のサンソワーを見つけました。12Vのバッテリーを繋ぐと動きました。値段は後回しにして、もって帰りトラクターに取り付け、繋ぐと動きました。値段は後回しにして、もって帰りトラク
ターに取り付けられる繋ぐと動きました。値段は後回しにして、もって帰りトラクターに取り付けられる様にゴソゴソ改造して、接続出来ました。早速試運転です。
米ぬかOK 納豆菌ボカシOK ただし大きいダマが有る物はダメです。落ちてきません。仕方なく網で振り大きい物を取り除きました。今まで田んぼの中を肩掛け箕に米ぬか、ボカシを入れて撒いていました
多い日だと裕に2万歩歩きます。夜になると、ケイレンです。田んぼが乾いているか、じゅるいかで、作業能率が変わります2町5反余り1週間で出来ません。その点サンソワーは値打ちがあります。
1日7時間位で120本(袋)米ぬか散布出来ます。252袋延べ3日で散布できました。前とは雲泥の差です。(●*●^^♪)ふじいさんちも還暦の半ば1日2万歩ついて行けるのは
1日目だけ、後はダウン、ダウンです。1反当たり150kg 散布乳酸菌がどれ位出来るか、除草のカギは乳酸菌???

3.納豆菌ボカシ 散布 サンソワー
(●*●^^♪)ふじいさんちは今年納豆菌ボカシを作りました。量は驚くなかれ5トンです。仕込むのに丸2日かかりました。米ぬか+鶏糞+セルカ+納豆+光合成細菌+水この水が曲者多いとボカシで切り返しが重い、つまりしんどいになります。
どの本を見ても握って固まり指で押して潰れる程度と書いてあります。散布する時の作業性にすごく影響します。いわいるサラサラの状態がいいです。当然のことですが個人差が発生します。サンソワーで散布しますから乾燥気味の方が落下がいいのです。
2町5反 1反当たり200kg で丁度5トンチョット足りませんが散布しました。ボカシにしろ堆肥にしろ安くて効果のある物と思いますが、これだという決め手は難しいです。納豆菌ボカシは病気に成りにくいのを狙っています。
半分は鶏糞ですが最後は鶏糞の色はありません。納豆の色です。毎日切り返したらいいのですが、その日の都合で出来ない時も、でも2日に1回は必ず切り返して毎日切り返したらいいのですが、その日の都合で出来ない時も、でも2日に1回は必ず切り返して
10日から2週間で出来上がりです。広げて冷却期間をとれば完成です。(●*●^^♪)ふじいさんちはもみ殻堆肥も作っていますがどちらがいいかと言われればもみ殻堆肥です。ケイ酸が多いからです。天然のケイ酸が、タダで手に入ります
人間で言えば骨格を作る働きがあります。強い作物を作ります。病気に強いといっても実際ほかの人と比べていませんのでどれ位かは分からないのが現状かと思います。でもね、そう思って育てていかないとダメですよね

4ヘアリベッチ播種段取り平耕転 &額縁排水
ここ2年(●*●^^♪)ふじいさんちはヘアリーベッチの開花成功していません。病院の方に出張して、その後も先生に無理をしたらダメと釘を刺されています。去年は種をキャンセルしました。一反3.000円×27反=8万4千円かかります。
ただ種を買えばと、言うもんじゃありません。段取りがあります。2山耕転しているのを平らに耕し、しなおしします。全面平らになった所で、周囲額縁を排水の為溝を掘ります。
その溝に尻口に溝をつないであめが降っても田んぼに水が溜まらない様にします。3~4日で耕転、1日で額縁排水します。これで播種の準備が出来ました。播種は一日で2町七反行います。この日は1日2万5千歩位田んぼの中を歩きます。
種を撒いたから絶対あがるというもんじゃありません。種もアメリカ産、カナダ産、今年はスペイン産と色々です。緯度に関係あるのでしょうか、アメリカ産はよくあがりました。カナダ産は全滅でした。今年は今の所あがりそうな気配です。
あがります様にと願うばかりです。後々の作業に影響します。神様お頼み申します。

5.畔塗り
(●*●^^♪)ふじいさんちは4月、2日かけて大方の畔塗りをしました。畦塗りをする一番の目的は水漏れ対策でしょうか、昔の教えでは「水持ち半分」という言葉があります。
常時水が溜まって入れば稲は半分育った様なものと理解します。(●*●^^♪)ふじいさんちの畦はモグラの穴がひどい所があります。畦の天敵はモグラです。穴を明けて我が物顔です。
穴を見つけてふさぎますが、最後は負けます。人間の根なんて知れています。以前畦塗りした、下の所から穴を明けていました。第2の目的は深水管理でのヒエ対策でしょうか?
稲の天敵です。特にお盆当たから生えて来る1本ビエは出てから箒木草の様に元気一杯!!!イヤになります。昔の教えでは彼岸花が咲いている所はモグラは来ないよと
球根が臭い為、モグラは臭いのがイヤらしいとの事です。最近ある人か゛水仙をを植えよかなと言われていました。やってみる価値はあると思います。

6.ヘアリベッチ細断
開花していよいよ細断の作業に入ります。トラクターのロータリーを外してつけるフレームモアで行います。要はトラクターの草刈り機です。カッターの所がフリーの状態に成っていて
仮払い機の様に1本の草でなく、1本を5本も6本と細かく細断します。方法は2通りあります。1つ目は細断したまま放置し、水を入れ7日から10日於いて田植えをする方法です。
しかし、しかし大きな難問が待ち受けていました。水を張って7~10日置いている間に発行が始まるのですが、とても臭いのです。発酵のせいです。近所に迷惑がかかります。発酵が終われば問題ないのですが、
住宅密集地ではこの農法を使えません。クレームがありますから無理です。ヘアリベッチが細断され、田んぼ一面覆ってくれたら、この細断が光を遮断してくれたら理屈上雑草は生えてきませんし、アレロパーシ効果で50~60%の雑草を押さえてくれる
のが歌い文句なのです。一番最初心配になって、そっと土に指を指しました。驚くなかれ、す~~~と入ったのです。というのは近所人に、代掻きもしないで田植えが出来るはずがないと言われ、
早く苗を集めて来いと言われていましたので。そんな声とは裏腹に田植えは無事出来ましたが、草の除草はよかったと思います。人と違う事をやると言うことは勇気も入りますし、信念がないと中々踏み切れません。
しかし他人さんに迷惑をかける事は出来るだけさけなければ成りません。有機稲作をする事、事態田舎では村八分なのです。2つ目は細断したヘアリベッチをもう一度耕転してすき込みます。緑肥にする方法です。
現在(●*●^^♪)ふじいさんちはこの方法です。あまり緑肥には期待していません。あくまでもアレロパシー効果です。有機稲作をする当たって一番難しいのは、除草です。まだ確立されて
いません。後何年かかりましょうか、永遠のテーマなのでしょう、あ~~~むあと何年出来ましょうか。老体にムチを打って(●*●^^♪)ふじいさんちは頑張りたいと思います。応援宜しくね~~~

7.草刈り
若い頃五月のゴールデンウィークに草刈りをすると村一番早い草刈りでした。それが今では同じ時期に行うと(●*●^^♪)ふじいさんちが一番遅いのです。理由は年寄りが増えたからです。田舎は高齢化社会真っ只中です。
暇だから草刈りをとやられる方が多くなったのでしよう。(●*●^^♪)ふじいさんちは草刈りは嫌いではありません。心地よい汗とす~~~と吹く風のここち良さは好きです。
しかし温暖化の時代適度の休憩と水分補給をして行かないと大変な心地よい汗とす~~~と吹く風のここち良さは好きです。事になります。まず救急車を絶対呼ばない事。
田舎では何かと目立ちますし、内の奥さんに心配かけたくないですからね。昔は2町7反2日位で刈っていました。走行用草刈機と仮払い機とて゜、今は無理です、3日は裕にかかります。
田植え等作業は一回すれば完了しますが、草刈りは7~8回位しましょうか、田植え迄に2回はします。雨が降る回数が多ければ、草刈りの回数も増えます。夏の暑い時は、朝晩にします。日中にして救急車を呼んだら大変です。
(●*●^^♪)ふじいさんちはヘアリベッチの「豆助」を畦に撒きました。去年は全然だったのに今年去年の種が発芽しているみたいです。何故畦にと思われましょうが、5~6年前だったでしょうか畦に茂った所は盆迄草刈りをしなかったのです。
そりも長い草でなく短い草でした。回数は減るは草は短いわといい所だらけです。これに味をしめと2匹のドジョウを狙いました。でも発芽して開花しない事には話にはなりませんが
刈払機は背負いで23㏄のエンジンで刃は230Φ36pの小さいでとにかく回転数を落として刈る練習をして下さい。若い時の様に馬力で刈るのは過ぎました。楽をして刈らないと6~8時間出来ません。
3日程掛かります。稲作の一番辛い、しんどい草刈りの時期が来ました。

8.代掻き1 代掻き2
今年初めて2回代掻きを行います。(●*●^^♪)ふじいさんちは村の池の為、村の落水日に合わせて代掻きをしないといけません。バルブひねれば水が入ると言った便利な所ではありません。2回代掻き初めての事です。
一応2回目の代掻きまで10日明ける予定です。この10日の間に今年は米ぬかを散布予定です。一応150kg/1反です。平成30年の春は3つの新しい事に挑戦です。1つ目は2回代掻き、
2つ目はポット苗の田植え、3つ目は田植えと同時米ぬか散布全部除草対策です。昔の教えでは苗半作、水持ち半分とありますが、これで10全部出来そうですが、これが出来そうにないのが
現代農業です。昔と何が違うか、決定的な違いは苗です。苗代を作って種蒔きをして手植えしていました。30㎝位苗で3~4本植えていました。稲の苗にはアレロパシーがあるとの事、今の苗とは雲仙の差です。
根も沢山、太かったのを覚えています。すぐに分けつが始まり、雑草を寄せ付けなかったのでしょう。

9.田植え同時米ぬか散布
(●*●^^♪)ふじいさんちは今迄はいいと分かっていても、したくても出来ませんでした。米ぬかが集まらないのです。集められないのが、現状なんです。有機農業をする人にとって米ぬかは大事な大事な資材です。今年はいい所を紹介してもらいましたので、300袋余りあります。
初めての経験です。150kg/1反目めざして散布予定です。水稲にも、畑作にもどちらにも、またボカシ、もみ殻堆肥に引っ張りだこです。
ここでチョット米ぬかの計算をしてみましょう。秋耕転で150kg/1反で270袋田植えで同量の270袋、納豆ボカシ5.4トンで2.7トン÷15kgで180袋、もみ殻堆肥で3.5トンx2回で7トンで20袋x5箱x2回で200袋、水稲でほしい量は270袋+270袋+180袋+200袋=920袋です
ここでチョット米ぬかの計算をしてみましょう。秋耕転で150kg/1反で270袋田植えで同量の270袋、納豆ボカシ5.4トンで2.7トン÷15kgで180袋、もみ殻堆肥で3.5トンx2回で7トンで20袋x5箱x2回で200袋、水稲でほしい量は270袋+270袋+180袋+200袋=920袋です
これに野菜の分が追加されます。納豆ボカシで3トン、もみ殻堆肥で3.5トン、野菜の場合は緑の色が他の人の違います。100袋+100袋計200袋、上とで1、120袋がいる計算です。
すごい量でしよう。よく協会の方から個々肥料は使わないでFAXが入ってきます。製造元の思い違いや本来入っていない資材が混じっていたりと理由は色々ですが、トバッチリを受けるのは農家です。
だから (●*●^^♪)ふじいさんちは自分で作っているのです。有機JAS認証マークを付けて売れないのです。慣行農業扱いになります。自分の責任ならいざ知らず、他人に左右されて、自分の価格を維持でないし、社会的信用も失います。
下法に責任を持っていっても、保証までとなると大変な時間と費用が掛かります。最後は根負け農家にとってはいい事はないと思います。他人には左右されたくありません。
いくら自分で作るといっても、有機の方で認められている資材で作らないと、同じ事になります。何でもそうですが、安くていい物が作れるか、作って自分で検証しないと誰もしてくれません。完全な自己責任です。

10.代掻き2
今年初めて2回代掻き実施予定です。水をヒタヒタにして生えてきた草を練り込み、埋めてしまう方法。
沢山水を入れて、ロータリを高速にして、浮かして、額縁に浮いた草を除去する方法 2通りあります。どちらがいいんでしよう。 (●*●^^♪)ふじいさんちは今回前者をしようと思います。
有機稲作にとって除草は永遠のテーマです。あの人がこの方法で上手くいったからと、即それが(●*●^^♪)ふじいさんちには適用されるとは限りません。土が違いますから、微生物の数も、種類も違いましょう。完全なる一品料理の世界です。

11.種蒔きと、苗の生育と世話
いよいよ種蒔きです、(●*●^^♪)ふじいさんちは、緊張します。機械が途中でトラブらないか、土の種の供給はうまくいくか、土はスムーズに落ちてくれるか?

12.苗床の失敗
(●*●^^♪)ふじいさんちは今年初めてポット苗の苗床を作りました。よく聞いていたつもりでしたが完全なる失敗です。何が失敗か、まず苗床がで凸凹、それに1筋足りず当日に作る、それと水を早く抜いたもので、発芽がバラバラ、トリプルパンチです。
5月25日で4筋の内1筋はかんばしくありません。悪い所一生懸命水やりをしています。完全なる余計な仕事です。
なんとか発芽させ、そこそこの大きさに生育させないと田植えがが出来ません。
焦ってはおりますが、なんとかなるでしょうの心境です。

13.田植え同時米ぬか散布
(●*●^^♪)ふじいさんちは今年初めて2回代掻きをします。40余年した事がありません。出来ないのです。田植え水の放水が決まっていて、それに合わしてすべてが始まります。今年は村の方で例年より早く出すので、2回代掻きが出来るのです。

14.田植え
初めてのみのる産業のポット苗での田植えです。苗箱は苗床の失敗で欠苗が出来ています。しかし田植えしないと行けません。欠苗ながら田植えは3日間で終わりました。初めて事で良かったと思います。1回ですべて上手くいくはずも無く満足しています。しかし来年はこの経験を生かし、メモをしてしっかりと対策したいと思います。

15.深水管理
完全によく出来た田んぼと出来なかった田んぼがあります。すごい差です。ヒエがない田んぼとある田んぼの差つまり深水管理の差です。
この深水管理の差原因は2つあると思います。1つ目は畦塗りです。畦が低いのです。低いから水の量が少ないのです。土がある所、ぎりぎりの所はヒエは容赦しません。立派に成長しました。自然界と人間界の差です。
2つ目は7月中旬にきた台風です。台風の後2日田んぼを見にいかなかったのです。見事に水が無くなっていたのです。尻口が崩壊して水が無くなっていたのです。
土が見えると言うことは、ヒエのエジキです。すぐに尻口を治して水を入れましたが後の祭りでした。計4枚の田んぼがエジキになりました。
内2枚は来年はエルボ水口にしょうと思っています。今年1枚このエルボ水口にしました。去年はヒエが多かったのですが今年はほぼゼロでした。これにあやかって見ようと思います。
畦は一番高い所から最低で10㎝は水を保水したいです。この10㎝を確保したかったら、代掻きの土の移動をロータリーを回転させず、速度を1でゆっくり幅広の板でしないと行けない様な気がします。一つ一つ 対策をすれば必ず長所と短所が発生します。長所対策した為に、新たな短所が発生します。水稲って難しいなつくづく思います。
今年程深水管理の大事さが身にしみた年は初めてです。
しかし、対策出来るのは1年に1回 あと何年対策が出来ましょうか?

16.土用干し
じゅるい田んぼしか土用干ししませんでした。ヒエが怖いからです。それと水を落水せず窒素切をしなくてもと思い、どちらがいいのか解りませんが、稲刈りの事を考えると土用干しは必要と考えます。
20.台風のお邪魔
水稲栽培の大きな天敵は2つあります。除草のヒエと台風です。
来なくてもいいのにお邪魔氏に来はるもんだから困ります。雨台風も、風台風も困りまか。もう7~8年なりましょうか1週間に2回お邪魔の年がありました。1回目はコシヒカリなんとか持ちこたえたのですが、2回目は見事にこけました。倒状しました。稲穂が水につかり、芽が出ます。標品価値ゼロです。
80台あった食味値は一気に60台になります。こかさずに沢山収穫するこれは大事な大事な技術です。
月に行く時代、世界と競いあうのもいいでしょうが、もう少し国内の足元を見つめて貰いたいものです。
近年台風の傾向は九州から近畿、中部、東北、北海道と日本を総なめにするのが多い様に感じます。
当然被害も昔に比べて大きいです。政治家は激甚指定すれば我々の仕事は終わり?の様な感じ、復興には3年から要します。
ただ外に出てはいけません、川に行っては危ないです。ただ通り過ぎるのを待つだけですか?遠りすぎた後に大変な損失のお金が発生します。

17出穂
花が咲いて受粉する時に台風がお邪魔すると大変です。未熟米が多くできます。実入りが少なくなります。
(●*●^^♪)ふじいさんちは害虫対策として出穂の前に草刈りをします。もう1回は土用干しを狙って草刈りをします。この2回の草刈りは大切です。畔から虫が入りにくい状態を作ります。
有機稲作は化学農薬を使いませんから草刈りの時期のタイミングで害虫対策をします。しかしながら完全ではありません。
畦の雑草はイネ科の長い雑草でなく短い雑草なら一般的に入ってこないといわれています。

18.落水
落水迄くれば農家にとっては占めたものですが、後は雨と台風です。たくさん雨が降れば田んぼはじゅるいので、作業能率が落ちます。

19稲刈り
待ちに待ったす稲刈りです。と思いきや、前準備をしないといけません。まずバッテリーの点検、1年間ほったらかしで、エンジンがかかりますようにと、祈りながら、クローラは伸びていないか、各カバー外してベルトの点検、各部にオイル差し等々、点検完了です。
まずは額縁を刈ります。能率を考えると最後迄額縁の刈り方ですが、時間と乾燥機の入る関係で真ん中で割って刈る場合もあります。
乾燥機一杯分の刈れれば本日の稲刈りは終わりです。
刈った籾はレサ゜ーコンテナと言うもので軽トラックに積み家迄運びます。コンバインのタンク2回でレザーコンテナ一杯になり、これを3回運べば乾燥機一杯になると言うのが (●*●^^♪)ふじいさんちはの目安になります。

20.乾燥・うす摺
稲刈りの夜は乾燥です。大体明くる日の朝迄かかります。はっきりと時間は言えません。昨日刈った籾の水分利用によって時間が変わります。
乾かす水分量は普通14.5%を目標にします。この値はうす摺りの時機械の調子が良く上手く皮つまり籾と玄米に分ける適切な値なのです。お米は水分量が多いと美味しいですが、水分が多いと美味しくないと言うのが一般的に言われています。
(●*●^^♪)ふじいさんちは大体15.5%~16.0%を目標に乾燥しています。乾燥が終われば次はうす摺りです。乾燥機から自動的に籾が落ちてくる様になっています。
籾と玄米に分かれた籾が排出用のビニールホースに詰まるとさあ大変機械はつまってしまうし、外の籾が大変大変、てんてこ舞いの状態になります。
外は外でほこりが結構、風に乗ってよその民家に行かない様に気をつけながら作業をします。
去年からフレコンの大きな袋に変えまして、交換する回数を減らしました。
うす摺り機から流れてきた玄米はポリメイトの中をくぐり、今度は粒の大きさと、未熟米等に選別していきます。

21.出荷・梱包
ポリメイトから出て来た玄米は、2つの受けで処理します。1つは出荷OKで新品の袋の中に流れます。所定の重さ30.5kgになればブザーが鳴り知らせてくれます。
もう一つは未熟米、粒の小さいお米でその家のたて(昔の入れ物)で、そこに流れます。
しかしながら近年はもう1工程増えました。色彩選別機と行ってお米1粒1粒を良否判別する機械を通す様になりました。時代の流れでしょう。

22.その他
ざっと1年の栽培履歴を書いてきました。ただ何も分からずお米を食べている人には参考になりましたでしょうか。こう書いている (●*●^^♪)ふじいさんちも見落としがあって全部書いているのだろうかと不安になります。
有機栽培の場合は秋処理は大事だと考えます。いかにいい土作りをしていくか、ここに集中して英知を絞る?何ん~~てカッコイイ言葉でしょう。
現実と英知は乖離しています。