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有機稲作兵庫成苗の会とは

何故有機稲作なのかの想い・こだわり(藤井)

2019/4/8

1.何故有機栽培なのか
(●*●^^♪)ふじいさんちは何故有機栽培なのか???、稲作も、野菜も、果樹もすべて作物は有機栽培です。
化学農薬は使いません。化学肥料も使いません。答えは【耳だれ】と【複合汚染】にあります。若い頃父と秋のウンカ等の害虫防除をしていた時に風のいたずらにあい、左の耳に農薬が入ったのです
入った途端、グジャグジャと音を立て、耳だれが流れ止まりませんでした。それから10年余り頭を洗う度に耳だれが出てきます。たった1回の農薬で、これが体の中に入って農薬がすべて大便から出て行けば
問題ありませんが、少しづつ体に溜まっていけばと考えると怖くなりました。しかし当時はまだ父の時代の農業、化学農薬をやめる事は出来ませんでした。父が出来なくなり
私の時代の農業になると、有機農業に切り替えました。とここまではカッコいいんですが、ここから苦労の始まりです。まず聞く人がいないのです。そんな稲作をやる人がいないのでする。
補肥に米ぬかを撒いて、稲をこかしてしまいました。稲は倒状させれば、価値が全然ありません。機械はじゅるい田んぼの為、めげるわ、お米は悪いわ、能率はメチャくち悪いわ、いい所が
ありません。倒状さす天敵がいます。台風です。わかっていてもどうする事も出来ません。
それと若い時に有吉佐和子さんの複合汚染を読んでいました。農薬が怖い事は分かっていました。苦労の連続のはじまりです。

2.慣行農業との併用はしない
有機JAS認証を習得している人でも、慣行農業と併用されている方がいます。当然制約があります。有機の圃場と非有機の圃場の切り替えは、トラクター耕転は洗浄しないとダメです。
又作業場も別々に分けないといけませんし、道具・工具別々と管理しないといけません。(●*●^^♪)ふじいさんちは、こんなややこしい管理は出来ません。
何も気にする事なく作業したいですし、何よりも、農業倉庫に化学農薬が同居している事に違和感を持ちます。有機の圃場には絶対使いませんと言っても、誰も見ていないし、1回位いいやと言うのが、人間の心理かと思います。
水稲、野菜、果樹とすべて有機栽培です。除草、害虫駆除等は永遠のテーマでしょうね。果樹のイチジクはホルモン剤を使用していません。果樹の場合甘~~~い香りに見せられて、虫達がやってきます。納豆菌液や乳酸菌液で防除していますが、それ以上は出来ません。
慣行農業8割、有機農業2割と 栽培されたら、本当に消費者の事を考えて、栽培されている???と、疑問を抱きます。
有機の場合は違反すると、有機JAS認証のシールは貼れませんし、指導だけでなく、罰則、罰金が発生します。
又毎年毎年更新がありますし、費用も発生します。何よりも余計な事務時間が発生します。シールに番号が書いてありますから協会の方に問い合わせをすれば、栽培規模、慣行農業、専業等も分かります。

3.安全・安心とは
消費者側から見た安全・安心と生産者側から見た安全・安心とはなんでしょうかね。 (●*●^^♪)ふじいさんちはズバリ、対面販売だと思います。
お互いが話しあいをして、お互いが納得して売り買いが成立したなら、一番いいと思います。しかし現実問題無理な話です。
昔はイベントに行って対面販売をしましたが、(●*●^^♪)ふじいさんちもお年を召されたのでもうそんな元気がありません。年を取りたく無いのは、山々なれど、逆らう事は出来ません。
安心とは、心で思う物、本人が安心と思えばそれでいいと思いますが、安全は違います。農業生産者が安全と言っても、証明されないといけません。
慣行農業と併用している所は関心しません。だって化学農薬が農業倉庫にあるのですから、またそれを使っていいのですから、ちなみに水稲の場合の例を挙げますが、「兵庫県農政環境部農林水産局農政改良課」の長い所の部署によると、
特別栽培農産物表示ガイドラインに基づく兵庫県の地域慣行レベル(1) 平成27年4月1日時点 水稲の場合 極早生品種並びに上記以外の品種共に20回となっています。
特別栽培農産物は5割以下に削減です。
確か兵庫県の認証食品は9割の削減だったと思います。間違っていたらごめんなさい。何が言いたいのか、20回の内1回でも減らしたら減農薬農産物に当たりますし、5割減でも10回の使用が認められているのが、現状です。
これは水稲の場合です。他の作物は使用回数が違います。多い物で59回のイチゴがあります。例えば野菜でナメクジの駆除の駆除時を考えて見ると、どの野菜にも、雨が降れば出て来ます。どなたであっても好まれる物ではありません。
雨の後駆除しようとすると雨の回数分しなくてはいけません。30回位はすぐに駆除する事になります。ナメクジ゛だけではありません。アブラムシ、夜盗虫等すぐに回数を超えてしまいます。だから回数を減らして、同じ様な効果がある方法を考えなくてはなりません。
消費者が安全だと思うのと、生産者が安全だと思うのと開きがあります。食い違いもあります。だから開きを少なくする為にも、有機の専業農家でないといけないと (●*●^^♪)ふじいさんちは考えるのです。それと第三者に安全だと証明してもらうという事です。
今はネットですぐに調べる事が出来ます。JAS番号がありますから協会に問い合わせすれば、専業か、併用か、作付け面積も分かります。お互いが納得すれば一番いい売買だと思います。
有機JAS認証農家は、違反すれば罰金が発生します。車の運転免許と同じです、違反すればキップを切られ罰金を払います。それと同じです。国が認めたものですから、JISってご存知でしょう、日本工業規格です。あれの農業版がJASなのです。

4.しんどいけど頑張る
(●*●^^♪)ふじいさんちも還暦を過ぎて60代の後半に突入しています。夏の炎天下での草刈りはしんどいですけど、頑張ります。しかし救急車を呼ぶ程頑張りません。
身体あっての稲作ですから、健康には気を付けながら、楽しみながら有機稲作をやっていきたいと思います。
有機稲作で一番しんどいのは、除草でしょう。まだ確立出来てません。今年は米ぬかで出来るでしようか
今迄はヘアリベッチに頼りすぎました。最大の欠点は発芽しない時です。みじめです。50%前後雑草を押さえてくれます。アレロパシー効果で
来年は播種の時期を1ヶ月半早めます。12月末に播種します。兵庫県赤穂市、兵庫県稲美町が1月中旬に播種しています。
両地区より寒い(●*●^^♪)ふじいさんが2月に播種すれば当然遅くなります。おかしな話です。それを今年気づいたのです
深水管理=田んぼの水平さ 高低を出来るだけ無くす事=代掻き時に速度1でゆっくりゆっくりロータリーの回転無しで土の移動 これを可能にするには水はヒタヒタの状態で、出来るだけ少ない状態で時間をかけて、

5.おいしいお米をめざして
おいしいの基準とは何でしょうかね!!食味値?それとも粘り気?
(●*●^^♪)ふじいさんは噛んでみて甘く感じるご飯だと思っています。でもその甘さに個人差があって結局は個人差同士のぶつかりで何が何だか分からないのが結論でしょうか
光合成細菌という菌をご存知でしょうか、この菌が働けばおいしいお米が出来ると思っています。地球が出来た最初の菌らしく有機のお米栽培の本命と言われています。一度試して下さい。
いろいろな菌が沢山いる圃場がおいしいお米の土作りと考えています。
立命館大学の久保教授の話だと、1㌘に3億個でいれば貧弱な土、5億個でいれば普通、7億個でいれば菌が次々に土を作りその作用で肥料が入らない?と言う気話を聞いたことがあります。
30年秋稲刈り終了後の耕転時、新しい試みをしました。
圃場全体を発酵させる試みです。全体に米ぬかを150㎏/1反散布して耕転しました。稲株を起こす程度の浅く前年度迄は縦横耕転2回で稲株を埋める様に心がけていました。
この時に光合成細菌を一緒に散布すればベストだと考えますが、40㍑/1反散布したいですが、20㍑/1反で計算してみると20㍑x27反=540㍑ 20㍑ポリタンクに入れて27本入ります。しかし超田舎のおっちゃんは元菌が入ります。
元菌が大体135㍑つまり使かえる菌は400㍑400÷27反は14.8㍑/1反となりますのでタンクが200㍑2つ有りますので2回培養で28㍑強/1反となります。1回あたり10日から2週間掛かりますので1が月の日時を見ておかないといけません。
当然培養は温度管理をきっちりとしないとこの日数で出来ません。
乳酸菌一杯の圃場を目指しています。
百姓なんてこの方法が絶対にいい何て言えません。またありません。土が貧弱な時の悩みと普通の時の悩み、良くなった時の悩みは違うのです。次々と問題が発生します。それを本人が土を見て、考察をしていくか、同対策を立てて行くかです。
(●*●^^♪)ふじいさんちは菌(微生物)一杯の土作りを目指しています。7億個を目指して頑張ります。
今年は乳酸菌培養に力を入れたいと思います。進化する為には常に行動を実践しないと行けません。病気に強い稲作りを目指して頑張りたいと考えています。